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一色鍼灸治療院

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便秘

便秘でお悩みの方は意外と多いものですが、よくよくお話しをお聞きすると、人によって便秘だと考えている状態がまちまちだったりします。

3日間排便がなくても気にしていない方もいれば、毎日排便がなけれが便秘気味だと考える方もおられます。

それでは、そもそも正常な排便とは、どのような状態を指すのでしょうか?

東洋医学(中医学)では、正常な排便状態について、以下のように定義されています。

1:1日1回(多くて2回)。

2:形があり、1本で繋がっている。

3:黄褐色である。

4:臭いはきつくない(本人・他人ともに気にならない)。

5:水に沈む(水に浮く場合は、気の弱りがあることを示す)。

6:適度な潤いがある。

もちろん飲食物の影響を受けますが、上記に当てはまらない状態が続くようであれば、心身に不調がある可能性があります。

東洋医学(中医学)では、便秘についての分類とそれに対する治療法が確立されています。

ここでは、症状などの特徴から便秘の代表的な7分類とその原因を考え、セルフケアとしてのツボについて、ご紹介します。

排便時に、肛門に熱感がある。

大便が出にくいだけでなく、排便時に肛門に熱感を伴うことはありませんか?

そのような便秘の場合、以下にあてはまるものが多ければ、「陽明実熱(ようめいじつねつ)」とよばれる不調である可能性があります。

1:お腹が脹って苦しく、時に痛む。

2:口渇がある。

3:口臭がある。

4:顔が赤くなりやすく、イライラしやすい。

5:尿の量と回数が少なく、尿の色が濃い黄色である。

これらは、風邪が長引いてなることもあれば、熱が体内にこもりやすい体質の人が、飲食の不摂生(酒や辛い物・油濃い物の食べ過ぎや偏食)を続けた結果、胃腸に熱がこもり、体内の水分が不足して、便秘が発生していると考えられます。

この場合、足の人差し指・中指を爪モミすることで、症状が楽になることがあります。

※爪モミの実践方法については、下記の「指や足をぶつけた時の対処法」をご参考になさってください。

精神的な緊張や旅行など環境の変化で便秘になる。

旅行中や締め切りが近いお仕事中などで、便秘になることはありませんか?

そのような便秘の場合、以下にあてはまるものが多ければ、「肝脾気滞(かんぴきたい)」とよばれる不調である可能性があります。

1:便意はあるが、排便できない。

2:お腹と脇腹~脇の下にかけて、脹るような感じがある。

3:口の苦みがある。

4:ゲップが多かったり、咳がでやすい。

これは、ストレスや運動不足などにより、体内の気の流れが悪くなり、便秘が発生していると考えられます。

また、腹部手術の後遺症として、発生することもあります。

この場合、太衝(たいしょう)というツボを押すことで、症状が楽になることがあります。

足背にあり、親指と人差し指の間を指先から足首へ向けて指でなぞった時に、指が止まるところが、太衝(写真の赤丸の辺り)です。

大便が硬く、色が黒い。

大便が硬くて出にくく、色が黒いことはありませんか?

そのような便秘の場合、以下にあてはまるものが多ければ、「陽明瘀熱(ようめいおねつ)とよばれる不調である可能性があります。

1:針で刺されたようなチクチクとした痛みがある。

2:動かした時や夜間になると、痛みが強くなる。

3:肌が黒ずんだり、さめ肌である。

4:しこりなどを押すと強い痛みがある。

これは、胃腸に熱がこもり、その熱によって血の巡りが悪くなって(概念としての)血塊が発生し、それによって気の巡りが悪化して、便秘が発生していると考えられます。

この場合、三陰交(さんいんこう)というツボを押すことで、症状が楽になることがあります。

※内くるぶしから指幅4本分くらい上、骨際にあるのが三陰交(上部写真の赤丸の辺り)です。

大便の硬さが、一定でない。

大便の硬さが、日によってバラバラということはありませんか?

そのような便秘の場合、以下にあてはまるものが多ければ、「肺脾気虚(はいひききょ)」とよばれる不調である可能性があります。

1:スムーズに排便できず、りきんで汗が出て息切れする。

2:排便後に疲れた感じがあったり、体が疲れやすい。

3:便が水に浮く。

4:話すのが億劫になることがある。

5:便が泥状になることがある。

これは、体内の気(エネルギー)が充分に作られないために、気の巡りが悪くなり、便秘が発生していると考えられます。

この場合、中脘(ちゅうかん)というツボを押すことで、症状が楽になることがあります。

お腹にあり、左右の肋骨の間にある剣状突起(けんじょうとっき)とおへそをつないだ線の真ん中が、中脘(上部写真の赤丸の辺り)です。

 

便秘の時に、めまいや目のかすみなどが悪化する。

大便が乾燥して出ない時に、めまいや目のかすみなどが悪化することはありませんか?

そのような便秘の場合、以下にあてはまるものが多ければ、「血虚(けっきょ)」とよばれる不調である可能性があります。

1:顔色が青白い。

2:動悸がある。

3:眠れないことが多い。

4:物忘れが多い。

5:女性であれば、月経時の出血が減って色が薄くなったり、月経が無くなったりする。

これは、出産やケガなどの出血や、ゲームやパソコン作業など目をよく使うことを長期間行うことで、血(栄養分など)を消耗して、大腸の滋潤作用が低下し、便秘が発生していると考えられます。

この場合、特徴3で紹介した三陰交(さんいんこう)や、足三里(あしさんり)というツボを押すことで、症状が楽になることがあります。

ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっている骨際が、足三里(上部写真の赤丸の辺り)です。

だんだんと便秘になり、長期間悩んでいる。

徐々に便秘がちになり、気がついたら長期にわたって便秘で悩んでいたりしませんか?

そのような便秘の場合、以下にあてはまるものが多ければ、「陰虚(いんきょ)」とよばれる不調である可能性があります。

1:コロコロとした小さな便(兎の糞のような便)が、いくつも出る。

2:寝汗をかきやすい。

3:空咳がある。

4:口に渇きがあり、飲み物を一気にゴクゴク飲むことがある。

5:体にほてり感があったり、微熱があったりする。

これは、体質や加齢・下痢や熱性の疾患などで体の水分が不足した結果、体内が乾燥し、便秘が発生していると考えられます。

この場合、関元(かんげん)というお腹にあるツボを押すことで、症状が楽になることがあります。

※指幅4本をそろえて人さし指をおへそにおき、おへその真下で小指があたっているところが、関元(上部写真の赤丸の辺り)です。

 

手足や体が冷えている時に、便秘が悪化する。

体や手足の冷えが強い時に、便秘が悪化することはありませんか?

そのような便秘の場合、以下にあてはまるものが多ければ、「脾腎陽虚(ひじんようきょ)」とよばれる不調である可能性があります。

1:夜間に頻尿となる。

2:摂取水分と比較して、尿量が多い。

3:おへそより下のお腹部分や腰が、冷えて痛む。

これは、体が冷えて陽気(活動的なエネルギー)がうまく巡らなくなり、大腸の活動が低下した結果、便秘が発生していると考えられます。

この場合、復溜(ふくりゅう)というツボを押すことで、症状が楽になることがあります。

※アキレス腱の前側で、内くるぶしより指幅3本分上のところが、復溜(上部写真の赤丸の辺り)です。

いかがでしたか?

実際の治療効果にはほど遠いですが、軽い便秘でしたら、これらの方法でも改善が見込まれます。

便秘で長く悩んでいる方のほうが、治療効果を感じるまでに時間はかかります。

それだけストレスや疲れが体に蓄積されており、体が整って回復するまでに時間がかかるからです。

便秘をおつらい症状として、当院に来られる方もいます。

その場合、上記内容の問診はもちろん、他の症状や体の状態も考慮して治療をしています。

便秘で長年お悩みの方は、東洋医学・鍼灸治療を一度試してみられてはいかがでしょうか?

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